生前整理なんてまだ先でいいと思っている人は多いです。
実際に、弊社のお客様の中にもタイトルと同じように子どもさんに言われ、依頼された方がおられます。
自分の死を想像し「私がやらないと誰がするんだろう」「今やらなかったら誰が一番困るのだろう」と考えた時に、「このままだと娘に迷惑がかかる」と気づいたことが生前整理を始めたきっかけだったそうです。
ただ家の物を整理するのは、簡単なように見えて意外と多くの労力が必要です。
専門業者の見積もりをとっているけど、どこにお願いしようか悩んでいたり、そもそも生前整理で皆がどんなところに困っているのかを知りたい方は多いです。
そこで今回は、生前整理するにあたりどこに悩んだのかや必要性についてお伝えいたします。
<目次>
1、生前整理の社会的な背景と必要性
2、生前整理のどんなところに困るのか
3、まとめ
1、生前整理の社会的な背景と必要性
まずは、生前整理が必要になった背景をお伝えいたします。
65歳以上の者のいる世帯は、平成29年 2,378万7千世帯(全世帯の47.2%)となっています。
世帯構造をみると、昭和61年 3世代世帯 437万5千世帯、次に多いのが夫婦のみの世帯 178万2千世帯、単独世帯 128万1千世帯。
これが平成29年には、夫婦のみの世帯 773万1千世帯が最も多く、次いで単独世帯 627万4千世帯、親と未婚のみの世帯 473万4千世帯となっています。
次に65歳以上の者のいる世帯のうち、高齢者世帯の世帯構造をみると、「夫婦のみの世帯」643万5千世帯、「単独世帯」627万4千世帯となっています。
単独世帯の内訳をみると、男性32.6%、女性67.4%です。(厚生労働省参照)
高齢者の単独世帯が増加傾向にあり、ますます自分で生前整理を進めないと社会的にみても危ない状態になっていることが分かります。
では、どのくらいの人が生前整理を自分たちでやったほうがいいと思っているのか、意識調査をされた所がありましたのでお伝えいたします。
データが2016年と少し古いものとなっておりますが、この時点で20〜90代の方の整理収納の意識が分かります。
年齢を問わず高齢になった時の整理は、92.3%が自分でしたいという結果でした。
特に整理しておきたい物として、「趣味の物」「服」「アルバム写真」「思い出の品」が上位に。
また親が生前整理していたかという質問に対しては、15.2%が実施しており、84.8%が実施していないという結果でした。(株式会社つなぐネットコミュニケーションズ参照)
自分で整理したいと思いつつも、実際には出来ていないことが分かりますね。
先程もお伝えいたしましたが、高齢者の単独世帯が益々増加しているということは子どもさんが実家に戻り家を継ぐこともこの先少なくなります。
そのため財産や物、デジタル含め整理は動ける時から始めることが必要です。
2、生前整理のどんなことに困るのか
それでは次に生前整理でどんなことに悩んだかをお伝えいたします。
「生前整理をやりたい」と思っていても、何から進めたらいいのか悩んだ経験はありませんか?
なんと調査会社の資料によると、20代〜70代の6割が生前整理で悩んだことがあると答えていることが分かりました。
次に何に困ったのかの質問に対し、「貯金」61.4%、「家」53.9%、「土地」36.4%の順に悩んだことがあると答え、デジタル情報もどうするか悩まれる方は多いそうです。
どの項目に対しても、何歳から行ったほうがよいというものはなく動ける時に行っておくのが後々困らずに済みますね。
また2番目に悩まれることが多い「家」の整理について、意外と労力が必要となります。
大変な分、家の環境を整えるだけでも気持ちが前向きになり快適に後も過ごしやすくなるため「非常にいい」とお客様から好評です。
動ける時に、今必要な物と不要な物に分けておき整理するといいでしょう。
アルバム類でどうしても捨てられない場合は、後で見返せるように携帯に残してしておくのも方法の一つです。
家の整理のポイントをまたどこかで、皆様にお伝えできたらと思っていますのでお楽しみに。
3、まとめ(生前整理をすぐやりたい方へ)
いかがでしたでしょうか。
今回は生前整理を行うにあたり、どこに悩んだのかや必要性についてお伝えいたしました。
そもそも整理収納が苦手ややったことがない方は、難しいと思いますのでその場合は弊社(アプロサクセス)へご相談ください。
整理収納アドバイザー1級のスタッフとどのような計画で進めていくかなど、一人一人お客様に合った方法でお伝えさせていただきます。
アプロサクセスは、ご家庭からオフィスまで暮らしの環境のあらゆる”困った”を解決いたします。
(ご相談はいつでもお気軽に)
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