「子どもが片付けをやらないんです」
と困っている、お母さんやお父さんをよく見かけます。
しかし現代では、子どもに片付けをやりなさいと言いながら大人は苦手だから教えられない。なんてこともしばしばある話です。
弊社(アプロサクセス)にご依頼いただくお客様の中にも、自分達は苦手で出来ていないけど将来片付けられないと子どもが困るから何とかさせたいと仰る方も多いです。
そんな方に本日は、片付けなかった子どもが何も言っていないのに自ら片付けるようになった話や整理収納ができるようになると何が良いのかをお伝えいたします。
【目次】
1、子どもの時から整理収納ができるとこんなに良いことがある
2、子どもがたった1日で、自ら整理収納をするようになった話
3、アドバイザーが子どもに教えた片付けの方法
4、まとめ
まずは、子どものうちから整理ができているとどんな良いことがあるのかお伝えいたします。
1、子どもの時から整理収納ができるとこんなに良いことがある
小さい子どもに片付けの意味やどういう行動するのかを教えるのは、難しいですよね。
ついつい「片付けなさい!」と怒ってしまったり、自分がやったほうが早いと思い片付けてしまい大人になった時に仕方が分からない、なんて方も多いです。
どのように教えるのかをお伝えする前に、子どものうちから整理収納ができるとメリットがこんなにあるということで、まとめてみました。
1、決断力や意思決定力を高められる
整理収納をするとわかると思いますが、物を全て出した時に”使うか””使わないか”を選ぶ必要があります。これは、大人でも大変です。
しかし子どものうちから、自分でやることで選ぶ力が身に付き大人になった時に困ることがありません。
大人の方も決断力や意思決定力を高めたい方は、整理収納がおすすめです。
2、探し物の時間が減ることで時間をうまく使えるようになる
どこに何を置くのか(定位置管理)を決めてしまえば、探す時間を減らすこともできますし精神的にもイライラすることもなくなります。
また、整理収納の基本的な考え方として”欲しい物にすぐアクセスできる”ことが重要です。
欲しい物にすぐ手をのばすことができないと、本来やりたい事とは違うところに時間がかかってしまうため時間をうまく使えなくなるのもありますが集中力が欠ける原因に繋がります。
使う物の頻度でどこに直すのか、子どもさんと一緒に決めると自分で把握できるようになりますので是非ご一緒に始めてみてください。
3、自立できる
どこに何を置いているのかがわかると、子どもでも自分で出来るようになります。
逆にどこに何を置いているのかが分からないから、言わないとできない子どもになってしまうのです。
アドバイザーの方にお聞きしたのですが、大人の男性も同じだそうで「どこに何を置いているのか」誰が見てもわかるようになっていると、自主的に家事をしてくれるのだそうですよ。
4、物の管理ができる
2のところでもお伝えいたしましたが、自分でどこに何を置いているのかがわかると物の管理ができるようになります。
すると何が足りないのか把握できるので、「急にこれが無い」と焦らなくても済みます。
今回は、4つにまとめましたが子どものうちから整理収納はできていたほうが得ですね。
よく聞くのが整理収納ができると成績がアップするという話。
これはデータが無いので、確実にはお伝えできませんが人によっては成績が上がったという方もおられます。
ただ、整理収納をしたからといって誰もが絶対成績が上がるというものではありません。
おそらく、整理収納で「ここからは勉強をする部屋」というように決め、欲しい物にすぐアクセスができる環境を作ったからだと考えられます。
2、子どもがたった4時間で、自ら整理収納をするようになった話
先日のお客様の中で、子ども部屋の片付けと整理収納の教育を兼ねてご依頼いただきました。
「どのように子どもに教えたらいいか分からない」
「片付けと言っても何から始めたらいいか分からない」
と困っている方は、非常に多いです。
子どもは、親の姿をよく見ています。
親がどのようにすればいいのか教えてあげなければ、いくら片付けをしろと言っても子どもも分かりませんよね。
ご依頼いただいたお客様の子どもさんも、全くやったことがありませんでした。
それなのに、たった4時間アドバイザーと一緒に整理収納を学びながら行うことで”片付けは楽しい”と自ら率先して行うようになりました。
以下の写真はアドバイザーが帰った後、お客様より子どもが自分でお片付けをしたと連絡が入った時の写真とコメントです。
<ご依頼いただきましたお母様からのコメント>
夕方、帰った際に”今日、お手伝いの人とお片付けしたの楽しかった!”と言っていました。
そして夜、お風呂上がりに自分で部屋にこもって、さらに片付けて整理していました。
写メの出来上がりです。
さすがです。頼んだ甲斐がありました。
子どもさんは4時間アドバイザーの行動を見ていたり、聞いたりしているのでどう行動すればいいか分かったのでしょう。
自分の部屋でもありますし、整理収納は楽しいものと思うとそりゃゲーム感覚でやってしまいますよね。
他にも、最近リリースいたしました個人宅のオンラインコンサルで家族で整理収納に取り組まれたところがあります。
こちらも子どもさんがアドバイザーより、どのように片付けるのかや宿題をやりながら楽しそうに行っているとお聞きしております。
結果が目に見えるので、やり甲斐や達成感を味わえるのでやりたくなるのでしょう。
3、アドバイザーが子どもに教えた片付け方法
皆さんここが気になると思います。
これを教えてしまうと...ご依頼がひょっとして少なくなるかもしれないと思いましたが、内緒でアドバイザーに教えていただいたことを特別に皆様にお伝えいたします!
ポイント1:子どもの好きなコト・物を大切にする
お子さんは、どんな物が好きで何を大切にしているのかに注目します。
例えば、工作が好きなお子さんであれば本人以外は、ちょっとしたゴミのように見えてしまう場合もあると思います。
親からすると捨てたいと思っても堪え作った物に興味を持ってみてください。
そして一つずつ要る、要らないを確認していきます。
ポイント2:物の入れる先を決め、行動を伝える
”片付けなさい”ではなく、何をすればいいのか行動を具体的に伝えていくといいでしょう。
ただし、たくさん伝えると混乱してしまうのでまずは1つ出来るように。
因みに、アドバイザーがお伝えしたのは「要らない物はゴミ袋にいれてね」です。
「これだけ?」ってなりますよね。
当たり前じゃないですかと。ただ、当たり前ではないんですよね。
意外とできないものです。
子どもに限らず大人でも要る、要らないを決めて捨てるのは難しいです。
最初はこれだけをずっと伝え、進めていくと色々何があるのかが見えてきます。
例えば、箱だったり収納用品だったりがあると
「〇〇はこのカゴの中へ」
「〇〇はこの箱へ」
とゴミ以外の物の入れる場所や集めるところを決めて伝えます。
ポイント3:長い目で捉える
大人でも段々飽きてきたり、集中力がなくなってきますよね。
子どもも同じです。
その時にでもアドバイザーは、無理にさせようとせず「戻ってきてね」と声をたまにかけていたそうです。
子どもは、見ていないようで大人の行動を見たり聞いたりしています。
アドバイザーのやることをじっと見つめていなくても、やる姿はちょこっとでも見ているので不思議と出来るようになります。
ポイント4:自分事と思えるように頼んだり、声をかける
途中で「〇〇できるかな?」「〇〇やってくれるかな?」とお願いしたり、声をかけましょう。
必ず、無理にやらせない。
無理に嫌いなことをさせないから、子どもはお片付けは楽しいものだと思ったのでしょう。
4、まとめ
いかがでしたでしょか。
今回は、片付けなかった子どもが親は何も言っていないのに自ら片付けるようになった話や整理収納ができるようになると何が良いのかをお伝えいたしました。
親子でお片付けをすると意外と「こういう一面もあったんだ」と思えますし、より良い関係を構築できます。子ども1人でするよりかは家族全員で行ってみてもいいかもしれません。
ただ「無理にさせない」や「怒らない」と決めていても、ついキツく言ってしまうこともありますよね。
そんな時は、弊社(アプロサクセス)にご相談ください。
経験豊富な整理収納アドバイザー1級の皆さんが、今までの経験を元にお伝えいたします。
先ほどお伝えしたお家でもできるようにポイント1〜4までまとめましたが、もっと細かくアドバイザーがお伝えしながら楽しく進めてくださいます。
アプロサクセスは、ご家庭からオフィスまで暮らしの環境のあらゆる”困った”を解決いたします。
(ご相談はいつでもお気軽に)
0コメント