お客様との対応で心掛けていること


こんにちは。

「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」
方法をお伝えしている、整理収納専門のアスです。



本日は、弊社に所属する関西エリアのコンシェルジュ・大野愛子さんに

「お客様との対応で心掛けていること」を

教えていただきました。


<大野愛子さん>

整理収納&パン作りで笑顔の輪を広げます。

<資格>

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、

食品衛生責任者、親・子の片づけインストラクター2級



それでは、ご覧ください♪


【お客様との対応で心掛けていること】

ご本人も気づかないモノに対する想い、

片づかない理由があることを知ること

『触るのも億劫だ』

『ほとんど要らないもの』

とはいえ

『手放せない』

というのは理由があるものです。

使うか?使わないか?を聞くと

ほとんどが使わないモノ。

なのに手放せないのは理由があるから。

片づけていないことを卑下してるだけの方の

本当の理由をくみとり

ご本人に問いかけて話す機会を設けると

その想い入れについてお話しされることも多く、

話しをして納得したら

必要ないね、と判断できることも多いです。


ご自身で納得すると、スッキリと手放しできます。

逃がした獲物は大きい、という言葉もありますが

サポートする中で知らないうちに強制的な誘導をしてしまうことで

喪失感や後悔が生じないように心がけています。


話すことで頭の中が片づき、心の整理になるのを感じます。


じっくりと聞く必要のあるコトは聴き、

スピードアップが必要な時は促し、

片づけにネガティブな感情を持たないように配慮しています。


特に年配の方のケース、

お子様が巣立たれた後のお宅の場合

そこには大切な思い出が詰まってます。


モノが混在していると何から手をつけていいかわからない。

確認しやすい段取りで、

思い出を振り返りながら人毎にまとめる


お子様のモノで判断がつかないモノは

まとめておくと、お子様本人も判断しやすいです。

片づけてるから、帰ってきて確認してね。

と促すことができて、片づけが

コミュニケーションツールにもなりますね。


人毎にまとめた上で、カテゴリー毎に分類する。

人毎に分類している中で、

ご自身のモノの量がわかるので、全部判断するより

仕分けしやすく、判断しやすくなります。


お客様ご本人のモノを優先的に取り組むと、

少しずつスペースが空いてくる。

次は共有のモノの判断になってくるのですが、

それらは思い出のモノが中心になります。


年齢を重ねると

物理的にモノを移動させる体力がない

ということもありますが

想い入れがあって手放せないことも多いです。

それがよくわかります。


それを使ってないから、という判断基準で促すと

精神的な負担を感じてしまうように思います。

子育てを頑張ってきた証、生きてきた証、のようなもの

そこにストーリーがあるのを感じます。

頭を片づけるということはかなりエネルギーが必要ですが、

やってきたことを振り返り、気持ちを片づけるからこそ

物理的にも内面的にもスッキリするのだと思います。

そのことで、身体の不調も改善され、

薬の量が減ることもあります。


これは年配の方に限ったことではありません。

不要なモノを手放しスペースが空けることは

安全にも繋がります。

床にモノがなくなるだけでケガ防止にもなり

モノの出し入れがスムーズですね。


使わなくても思い出として残したいモノは

何を残すかを把握し、保管スペースの兼ね合いを見て

時には量を減らすことも求める事になりますが、

把握するということで安心が生まれ、納得することになります。

見えない道を進むことは不安ですが

道が見えると思っていたよりもスムーズに進める、

といった感じです。


例えの話になりましたが

片づけの全体の工程を道を進むことに例えると

現在の状況を把握する→スタート地点を知る

目的(望む結果)を決める→ゴールを決める

道を進む→分別作業する

分岐点で道を選ぶ、決める→方法・考え方の選択、判断する

ゴールする→望む結果を得る


同じゴールにたどり着くとて、ところどころの分岐点で

一人では立ち止ってしまったりスピードダウンすることもあります。

選択のサポートをすることでどの道を行くか

判断しやすくなり、その先に進むことができますね。

片づけ工程の中で厳選されたものは

いつでも手に取れるように定位置を決めることで

これまでの家族との思い出の共有もできます。

新しい家族ともそれを共有できることにもなります。

年齢に関係なく、整理収納することは

自分を知ることにもなります。


引っ越すことになっても慌てることなく

身軽になるとやりたいことにも取り組むこともできます。

ゴールまでの道のりをお供し

スムーズにたどり着くようにサポートするのはもちろん

その先もご本人が自分で望む本当に望む道を

歩けるように心掛けて対応しています。


スッキリと変化した様子はこちらです。



大野さん、ありがとうございました!


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