心地よいキッチンにするには


こんにちは。

「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」
方法をお伝えしている、整理収納専門のアスです。


本日は、弊社に所属する関西エリアのコンシェルジュ・谷陽子さんに

「心地よいキッチンにするには」について教えていただきました♪


<谷陽子さん>

(資格)

整理収納アドバイザー1級


それでは、ご覧ください。


【心地よいキッチンにするには】

1日のうちで過ごす時間が意外と長いキッチンを

自分や家族にとって心地よく整えることは、

生活の質を上げることにもつながります。

どんなキッチンが心地よいキッチンなのでしょうか?


大きく3つの観点に分けて考えてみます。


① 使いやすいこと

すぐに料理にとりかかれる、使いたいものが取り出しやすい、

食品の在庫がすぐにわかる、後片付けや掃除がやりやすい、

などが使いやすいキッチンの特徴でしょう。


さぁ、料理をしようと思ってもまず片づけからしなくては…

では心地よいとは言えませんね。

片付いているキッチンにするコツを考えてみましょう。

キッチンツールには細かいものが多く、

物の数で言うと他の場所よりも沢山のものがあります。

細かいものはついたまってしまいがち。

引き出しの中を一度すべて出して使っていないものを取り除きましょう。

キッチンのどこで使うのかを考えて

ジャンル別にしまうと出し入れがしやすく、

家族にもどこに何があるのか分かりやすくなります。


食品を沢山買いためて結局賞味期限を切らせてしまったり、

ないと思って2重買いをしてしまう、ということもあります。

在庫が一目瞭然であることは結果的に時短や節約にもつながります。

また普段から非常食にも使える食品を使っては

買い足す形でストックしておく『ローリングストック』にすることで

防災対策にもつながります。


そして使ったものがすぐしまえる環境であることが大切です。

どこに何を戻すか分かりやすくしておき、

家族にも周知しておくことで自分1人が片づけに追われることも減ります。

お子さんのいらっしゃる家庭では

お子さんが自分から進んでお手伝いしやすい環境を整える意味でも、

収納する場所がお子さんの目線や

背の高さで見て使いやすいかどうか考えてみましょう。

自分が使う食器や給食の準備などをお子さん自身が進んでしてくれたら

お父さん、お母さんも嬉しいですよね!


②清潔であること

食品を扱う場所であるため、清潔であることはとても重要なポイントです。

日々使う場所であり、頻繁にお掃除をしないと

すぐ汚れがたまってしまうことも。

お掃除がしやすいことは短時間できれいにでき、

簡単に掃除に取り掛かる気になれるきっかけにもなります。

そのためには、ワークトップにあまり物が出ていないことが大切です。


出ている物をしまう場所がない!

という方は収納内にいらないものが入っていないか

一度チェックしてみると良いですね。

よく使うものは出しっぱなしが便利ではありますが、

油とホコリが混ざり合った汚れがついてしまうと掃除が大変です。


調味料のボトルなどがベタベタになってしまったことはありませんか?

一つ一つをこまめにきれいをキープできるか、

収納した方が実は楽だったと言うこともあります。

出しっぱなしにするものは厳選したものに絞ることも清潔への近道です。



② キレイをキープするには

使いやすく、掃除も行き届いたキッチン。

でもこれをキープするのが大変…というお声も良く聞きます。


真面目で完璧主義な方ほど、収納を複雑にしすぎて維持が難しかったり、

家族には逆に使いづらくなってしまう…

という現場も沢山目にしてきました。

家族が片付けに協力してくれない!と嘆く前に自分以外には使いにくい、

わかりにくい収納になっていないか見直してみるのも1つの方法です。


SNSなどで見かける、収納内まできっちりと整えられ

調味料も全てお揃いの容器に詰め替えられた

ウットリするようなキッチンを見て、憧れ、真似してみたい!と

思われる方も多いでしょう。

でもそれはちょっと待って。

本当にその収納方法は自分に合っていますか?


写真で見た、テレビでオススメされていた、

そんな収納用品をそっくりそのまま取り入れてみても、

自分の家の収納には合わなかった。ということもあります。

実際筆者も調味料の容器の詰め替えは性格上合っていないことに気がつき、

現在は買った時のままの容器を使うことで落ち着いています。

詰め替えする場合は、清潔を保てるか、賞味期限がわからなくならないか、

中身と容器の相性など様々な注意が必要です。

見た目だけにとらわれず様々な観点から続けられるかどうか見極めないと、

せっかく買った収納容品や保存容器自体が

結局不要品になってしまうことにもなりかねません。


清潔のキープという意味では、

掃除グッズがすぐ取り出しやすいことも重要でしょう。

使うところの近くにすぐ取り掛かれる状態で掃除グッズがあることや、

自分にとって使いやすいものが揃っていると

掃除へのハードルもグッと下がります。

ウエス1つをとってみても、使い捨てが良い人、

使い古したタオルなどを使いたい人など

それぞれでどれが正解ということもありません。

自分にとって快適で続けやすい方法を見つけ出せれば、それが正解なのです。

これらのことを踏まえて、

自分にとって最高に心地よいキッチンを作り上げてみてください。



谷さん、ありがとうございました!


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