自分サイズで暮らす


こんにちは。

「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」

方法をお伝えしている、整理収納専門のアスです。


本日は、弊社に所属する関西エリアのコンシェルジュ・谷陽子さんに

「心地よいキッチンにするには」について教えていただきました♪


<谷陽子さん>

(資格)

整理収納アドバイザー1級



それでは、ご覧ください。


【自分サイズで暮らす】

ミニマリストになる!とまではいかなくても

”必要なものだけに厳選して身軽に暮らしたい”

と思う方も多いのではないでしょうか?


整理収納のお仕事で伺った際、

お客様によく聞かれる質問のうちのひとつに

『これはどのくらいの量を持っていれば良いですか?』

というものがあります。


それがどんな種類のものであっても答えはシンプル!

『その人、そのお家次第です』

その人の暮らし方や家族構成によって必要量は様々、

そしてそれは同じ人であってもその時々の

生活スタイルの変化によって日々変わっていくのです。

人それぞれなのはわかったけれど、

じゃあどうすれば自分にちょうどいい量がわかるのか?

今回はそれを考えてみましょう。



① ストックを持ちすぎない

お買い得だったから、まとめ買いで送料が無料になるから、

買う予定はなかったけどセールをしていたから…

などなどつい買ってしまう理由は沢山あります。


「沢山あってもいつかは使うから、腐るものではないから」

とストックを抱えすぎて結局無駄にしたり、

ストックが生活スペースを占領して今の自分の生活を

圧迫したりしていませんか?

それは本当にお得なことなのでしょうか?


日持ちのする食品でも在庫が多すぎて

使い切れず賞味期限を切らせてしまう。

服が沢山ありすぎて、結局着てない服でタンスやクローゼットがパンパン。

洗剤や日用品のストックを沢山買い置きしているけど、

必要な時に見つけられず探すのも面倒でまた買ってきてしまう。

これらは買った時には得をした気分になっても

結局無駄になってしまっているパターンです。

自分が何をどのくらいの頻度で使っているのかを

把握して購入の頻度をコントロールしたり、

一度必要最低限の数に絞って生活してみて

どうしても必要な分だけを買い足したりしてみて、

自分の適正量を見つけ出してみましょう。

意外と少ない量でもやりくりできたり、

結局あるものを使いきれることで得になったりします。



② 〇〇専用を持ちすぎない

服でも日用品でもキッチンのツールでも言えることですが、

『〇〇専用』は便利なようで実は使える頻度が少ないのに

場所をとっていることが良くあります。


外出着にも行き先によってパターンを増やし過ぎ更に部屋着、

パジャマ、など様々な生活シーンで着る物を分け過ぎていませんか?


お掃除用の洗剤を場所ごとや汚れ具合などによって

何種類も持ち過ぎて使い切れずたまっていってはいませんか?

TPOによって食器を分け過ぎて同じような大きさのお皿や

グラスが何個もあったり、滅多に使わないキッチンツールが

引き出しの中で場所をとったりしていませんか?

これらは分類を細かくし過ぎて多くの種類を持ち過ぎてしまうパターンです。

一度全部見渡せるように出してみて点検すると1つのもので

幾つもの役割を果たせることがあったりします。

専用より兼用を増やして総数が減らせるとゆとりが

生まれてスッキリ暮らす近道にもなります。


③ 思い出の物や貰い物が捨てられない

子供が小さい頃からの作品集、

記念日などに人からいただいたプレゼントや旅行先で買ったお土産品、

そんな物たちがどんどん収納を圧迫してもう収まり切らない!

でも捨てるのもなんだか罪悪感があって溜まる一方で困っている。

というご相談もとても多くあります。


まずは「枠」を決めることをおすすめしています。

「枠」は物理的なものでも時間的なものでも構いません。

このスペース、この箱に入るだけ。

子供が小学生の間は取っておく1年間、5年間、と決めるのも良いでしょう。

年数を決めたら必ずしてほしいのは期限を見える

場所にはっきりと書くこと。そしてその期限がきたらちゃんと

始末をつけることです。

必ずしも捨てることだけが始末の付け方ではありません。

譲るのか、写真に撮って残すのか、

一部は今後も保管して残りは処分するのか、

とにかく見直して判断を保留にし続けてしまわないことが大切です。

思い出のものは、きっちりと手入れや管理がされてこそ意味があります。

どこにあるのか分からない、ごちゃごちゃに仕舞われている、

という状態ではせっかくの思い出の品が

大事にされているとは言い難いでしょう。


そして優しい人にありがちなのが貰い物を捨てられないこと。

「せっかくもらったから必要はないけどただ置いてある」

というものに囲まれていませんか?


それは結局いただいたものが活かされず放置しているのと同じこと。

物は受け取った時点で所有権は自分になったと捉えて、

必要ないものはその物が活かされる方法を見つけましょう。

リサイクルショップやフリマサイトなどを利用して

本当に使ってくれる人のもとへ届いた方が人も物も幸せ、

という考え方もありますよ。


必要のないものが自分のスペースを圧迫し、

探し物ばかりで時間を無駄にして、結局見つからないから

また買ってお金もかかってしまう…。という悪循環から抜け出して、

自分の本当に必要なものを必要なだけ手元に置くことは、

思った以上に自分の生活を豊かにしてくれます。是非試してみてください。



谷さん、ありがとうございました!


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