家族みんなの為の実家の片付け


こんにちは。

「片付け下手さんが、片付け上手に変わる」
方法をお伝えしている、整理収納専門のアスです。



本日は、弊社に所属するコンシェルジュ・石川さんに

「家族みんなの為に実家の片付け」について教えていただきました♪


ご覧ください^^


【家族みんなの為の実家の片付け】

離れて暮らす親の住まいの環境、気になりませんか?

親が高齢になると、

「病気はしていないか」

「何か不便な思いはしていないか」

様々な心配が増えていきます。


子どもとしては、暮らしに大切な住まいの様子もとても気がかりです。

親が亡くなった後、子どもが実家の片付けや遺品整理をするのが

とても大変だったというのはよく聞く話です。

親自身も、「終活」や「生前整理」といった言葉を意識するようになり、

子どもに迷惑をかけたくないと考える人が多くいるようです。

では、実際にどんなことを行っているかというと、

具体的に何か行動を起こしている人は少ない傾向にあります。

ぼんやりイメージがあっても、いつ何をすればいいか

判断は簡単ではありません。

そんな方々が最初に取りかかる事としておすすめは、

「住まいの片付け」です。

出来ることから自分でやるもよし、子どもと一緒にやるもよし、

プロに任せていっきに片付けるのもよいでしょう。

家の中が片付くと、頭の中の思考も整理され

「終活」や「生前整理」がどんどん進むと思います。


私自身は、昨年夏に実家のキッチンの片付けを母親と一緒に行いました。

もともと母は、終活などに興味があったので

「実家の片付けをしたい」という私の提案にすぐ賛成してくれました。

夏に帰省をするタイミングがあったので、

その時に一日だけ片付けの時間を取りました。

どのように実家の片付けをしたか紹介したいと思います。


①母にヒアリング

●家の中のどこを片付けたいか

→キッチン


●その場所で不便なこと困っていることはないか

→沢山ある収納を上手く使い切れていない

使いづらい収納箇所がある

終活に向けて不要なものを処分したい


●片付けてどんな暮らしをしたいか

→好きな食器を新しく購入したい

綺麗なキッチンで快適に家事をしたい


②片付け方法の提案

●収納内のモノを全て出して、要不要に分ける

●要不要の決定は母がする

●動線や使用頻度を考え収納場所を決める

●なるべく余白のある収納にする

●収納にラベリングをする


作業当日は、朝から母と二人で全部出しては選別し、

モノを収めるという作業を繰り返し丸一日でなんとか完成しました。


【食器を全て出し選別する様子】

実家のキッチンは、数ヶ月前にリフォームをしたので

新しくピカピカのキッチンでした。

ただ、沢山ある収納を上手く使いこなせておらず、

食器や食品ストックなどは収納場所を大きく見直し変更しました。


キッチン内の収納スペースは充分にあり、

使っていない空の場所もありました。

空いている収納には、何か入れて空間を埋めてしまいたくなるものです。

しかし、今回は身体に負荷がかかる場所は使用しないことにしました。

年相応に膝や腰が痛い母が、出し入れしやすい場所を優先的に使用しました。


【ビフォー】食器棚上

【アフター】食器棚上

片付けていく中で、ゴミ袋4袋分ほどのモノを断捨離できました。

もともとモノが多すぎる状態ではなかったのですが、

炊飯器や重箱など以前から処分したいと思っていたものを

この機会に手放すことができたようです。


逆に、要不要の判断に困ったモノは「思い出の品」です。

こどもが作った陶芸作品など数点、何度も手にとっては悩んでいました。

母にとって大切な思い出を無理に処分することはないと思ったので、

とりあえず保留となりました。

お皿は小物入れなど別用途で使うこともできるし、

写真を撮っていつでも見られるようにしておくと、

そのうち処分する決心がつくかもしれません。

今回、実家の片付けを通して親の生活をより知ることができました。

普段の家事の様子なども分かり、私にとって安心材料となりました。

困っている事や、身体の痛いところなど知らなかったこともありました。

また、友人やご近所付き合いの状況についても知れました。

片付け作業中は、思い出話にも花が咲きます。

見覚えのある食器は子どもの頃の記憶が蘇り、

「まだこれあったの!?」

なんていう会話をしつつ、時々笑いが起こります。

作業自体は大変ですが、同時にとても楽しい時間でもありました。

整理整頓され片付いたキッチンは、

家事もしやすくなったようで母に喜んでもらえました。

捨てることに抵抗がある年配の方にとって、

沢山のモノを捨てるというのはハードルが高く、

一人で家を片付けるのは体力的にも精神的にもとても大変なことです。

親自身が

「不要なモノは早く処分した方がよい」

「元気なうちに家の片付けをしたい」

と思えるように家族がきっかけを作ったり、

アドバイスを上手くできるとよいと思います。



石川さん、ありがとうございました!

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